なぜ作ったのか
AIを使って、自分が本当に使いたいツールをゼロから作ってみました。開発に使っているのはAstraです。構想から約2日で、クライアントとの関係を「3Dの街」として育てていくWebアプリ「Relay」が動くところまで来ました。
きっかけは、一般的な営業管理ツール(CRM)をどうしても好きになれなかったこと。最近、営業の機会が増えてHubSpotなども使っていますが、僕には、表やリストに情報を入力し続ける作業が馴染みませんでした。
だったら、自分が毎日開きたくなるCRMを作ってみよう。会社は建物に、担当者はオフィスの中の人に。そして、情報を記録・整理する手間はAIで減らしていく。
今回伝えたいのは、AIと一緒に欲しいツールを形にできることと、そのツールを使う場面でもAIが働くこと。この2つです。まずは実際に動く画面を紹介します。
取引先を、街として見渡してみる。

最初に見えるのは、会社の一覧表ではなく街です。一つひとつの建物に、つながりのある会社を重ねています。気になる会社を選ぶと、その会社の情報へ入っていけます。
僕が作りたかったのは、新しいクライアントとつながるたびに、自分の世界も少し広がっていくような感覚。営業活動の記録を、街を眺める時間に変えてみようと考えました。
建物を開くと、そこには人がいる。

会社を開くと、オフィスの中に担当者が見えます。会社名だけのつながりが、顔のある関係として感じられるようにしたかったんです。
画面の下には、その企業との関係が今どの段階にあるか、最後に接点を持ったのはいつか、といった情報をまとめています。街を眺めて終わりではなく、実際の営業の判断につながるようにしています。
AIが整理した関係から、次のアクションへ。

人物の画面には、会社や役職、連絡先に加えて、これまでの関係の要約と次のアクションが出てきます。Relayでは、AIが過去のやり取りを整理し、「そろそろ連絡した方がいい」といった提案につなげる仕組みにしています。
動画で見えるのは、その要約やアクションを確認する画面です。AIが整理した情報を、人が見て判断し、次の会話につなげる。3Dの街は、そうした実務へ入るための入口でもあります。
会社の中で、誰と話せば前に進むのか。

会社の中には、現場に詳しい人、企画を進める人、意思決定に関わる人など、いろいろな役割の人がいます。ここでは部署と役職を手がかりに、人物のつながりを見渡せるようにしました。
一人ひとりの情報をばらばらに覚えるのではなく、会社全体の関係を見ながら、次に誰とどんな話をするかを考えられるようにしています。
作るときだけでなく、使うときにもAIが働く。
Relayは、AIで作っただけのアプリではありません。日々の営業で情報を集め、整理し、次の行動を考えるところにもAIを組み込んでいます。
名刺をスマホで撮って会社・担当者情報を登録する。GmailやGoogleカレンダーと連携してメールや予定を記録する。ミーティング内容や過去のやり取りをAIが整理し、企業・担当者ごとの関係をまとめる。そして、次のアクションを提案する。
こうした連携や取込みの実行場面は、今回の動画には含めていませんが、画面の裏側で入力を減らすために開発している機能です。
僕が時間を使いたいのは、CRMの欄を埋めることより、人と話したり、提案を考えたりすること。AIによる情報整理と、毎日開きたくなる3Dの街を組み合わせて、日々の営業活動から自然に育っていくCRMにしたいと思っています。
作って分かったこと
ここまで、構想から約2日。見た目だけのデモではなく、企業・担当者情報や営業プロセスを扱うWebアプリとして動いています。
僕がAIの変化を強く感じるのは、「こんなツールがあったらいいのに」という個人的な違和感から、実際に触れるものを作って確かめるまでの距離です。今回はAstraを使って、そのアイデアを形にしています。
既存のツールに自分の働き方を合わせるだけでなく、自分が欲しい体験を起点に、ツールを作ってみる。そして、使う中で面倒だった作業にもAIを組み込む。AIは、開発の進め方と、出来上がるプロダクトの両方を変えつつあると感じます。
ただ、短期間で動くことと、ほかの人も使い続けたくなることは別です。この街が実際の営業活動にも役立つのかは、これから試してもらいながら確かめていきたいと思っています。
ほかの方にも試していただけるよう準備しています。興味のある方は、こちらからご連絡ください。
Relayを試してみたい方はこちら →AIで、事業構想を高品質なUXのプロダクトへ。
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