画面に表示している会社名・担当者名・連絡先などは、投稿用の仮データです。開発中のため、画面や機能は今後変わることがあります。

なぜ作ったのか

AIを使って、自分が本当に使いたいツールをゼロから作ってみました。開発に使っているのはAstraです。構想から約2日で、クライアントとの関係を「3Dの街」として育てていくWebアプリ「Relay」が動くところまで来ました。

きっかけは、一般的な営業管理ツール(CRM)をどうしても好きになれなかったこと。最近、営業の機会が増えてHubSpotなども使っていますが、僕には、表やリストに情報を入力し続ける作業が馴染みませんでした。

だったら、自分が毎日開きたくなるCRMを作ってみよう。会社は建物に、担当者はオフィスの中の人に。そして、情報を記録・整理する手間はAIで減らしていく。

今回伝えたいのは、AIと一緒に欲しいツールを形にできることと、そのツールを使う場面でもAIが働くこと。この2つです。まずは実際に動く画面を紹介します。

取引先を、街として見渡してみる。

架空の5社を建物として表示するRelayの3D都市画面
動画 0:02|街全体から会社を選ぶ。表示は仮データです。 

最初に見えるのは、会社の一覧表ではなく街です。一つひとつの建物に、つながりのある会社を重ねています。気になる会社を選ぶと、その会社の情報へ入っていけます。

僕が作りたかったのは、新しいクライアントとつながるたびに、自分の世界も少し広がっていくような感覚。営業活動の記録を、街を眺める時間に変えてみようと考えました。

建物を開くと、そこには人がいる。

会社の建物を開くと14人の名前と3Dオフィスが表示される画面
動画 0:24|会社の中へ入り、担当者と関係の現在地を確認する。 

会社を開くと、オフィスの中に担当者が見えます。会社名だけのつながりが、顔のある関係として感じられるようにしたかったんです。

画面の下には、その企業との関係が今どの段階にあるか、最後に接点を持ったのはいつか、といった情報をまとめています。街を眺めて終わりではなく、実際の営業の判断につながるようにしています。

AIが整理した関係から、次のアクションへ。

担当者の会社・役職・連絡先・関係の要約・次のアクションを表示する人物詳細画面
動画 0:44|担当者の情報と、関係を次へ進めるための行動を一画面に。 

人物の画面には、会社や役職、連絡先に加えて、これまでの関係の要約と次のアクションが出てきます。Relayでは、AIが過去のやり取りを整理し、「そろそろ連絡した方がいい」といった提案につなげる仕組みにしています。

動画で見えるのは、その要約やアクションを確認する画面です。AIが整理した情報を、人が見て判断し、次の会話につなげる。3Dの街は、そうした実務へ入るための入口でもあります。

会社の中で、誰と話せば前に進むのか。

架空企業の担当者を部署別に整理した人物マップと関係の説明
動画 1:12|部署・役職から人物関係を見渡す。 

会社の中には、現場に詳しい人、企画を進める人、意思決定に関わる人など、いろいろな役割の人がいます。ここでは部署と役職を手がかりに、人物のつながりを見渡せるようにしました。

一人ひとりの情報をばらばらに覚えるのではなく、会社全体の関係を見ながら、次に誰とどんな話をするかを考えられるようにしています。

作るときだけでなく、使うときにもAIが働く。

Relayは、AIで作っただけのアプリではありません。日々の営業で情報を集め、整理し、次の行動を考えるところにもAIを組み込んでいます。

名刺をスマホで撮って会社・担当者情報を登録する。GmailやGoogleカレンダーと連携してメールや予定を記録する。ミーティング内容や過去のやり取りをAIが整理し、企業・担当者ごとの関係をまとめる。そして、次のアクションを提案する。

こうした連携や取込みの実行場面は、今回の動画には含めていませんが、画面の裏側で入力を減らすために開発している機能です。

僕が時間を使いたいのは、CRMの欄を埋めることより、人と話したり、提案を考えたりすること。AIによる情報整理と、毎日開きたくなる3Dの街を組み合わせて、日々の営業活動から自然に育っていくCRMにしたいと思っています。

作って分かったこと

ここまで、構想から約2日。見た目だけのデモではなく、企業・担当者情報や営業プロセスを扱うWebアプリとして動いています。

僕がAIの変化を強く感じるのは、「こんなツールがあったらいいのに」という個人的な違和感から、実際に触れるものを作って確かめるまでの距離です。今回はAstraを使って、そのアイデアを形にしています。

既存のツールに自分の働き方を合わせるだけでなく、自分が欲しい体験を起点に、ツールを作ってみる。そして、使う中で面倒だった作業にもAIを組み込む。AIは、開発の進め方と、出来上がるプロダクトの両方を変えつつあると感じます。

ただ、短期間で動くことと、ほかの人も使い続けたくなることは別です。この街が実際の営業活動にも役立つのかは、これから試してもらいながら確かめていきたいと思っています。

ほかの方にも試していただけるよう準備しています。興味のある方は、こちらからご連絡ください。

Relayを試してみたい方はこちら →
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