TOP SIGNAL · 2026-10-15

1万のAIが同時に働く。調査を2日近く続ける仕組み

OpenAIは10月14日、米国の研究企業Third Moment Researchが、最大1万のAIを同時に動かし、36〜48時間かけて調査を続ける事例を紹介した。一つのAIに長い仕事を任せるのではなく、多くのAIが実験を分担する。 同社は金融分野などで、AIにデータの分析や実験を任せている。AIは結果を見て次の実験を考え、必要なら別のAIにも作業を振る。人が毎回細かく指示しなくても、調査を続けられる形だ。 OpenAIの記事によると、同時に動くAIは1万。調査は36〜48時間続く。ただし、数字は両社が紹介した事例であり、別の組織でも同じ規模で使えると確かめられたわけではない。 AIが途中で仕事を止めた場合は、外側で見守る別の仕組みが、やり直すか、人に判断を戻すかを決める。仕事を続けるための段取りまで作っている。 同社はCodexを使い、取引データの検証にかかる時間を約3時間から3〜5分へ短縮した事例も示した。速くなった時間を、次の仮説を試すことに使える。

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WHAT IT MEANS · 鳥越康平

AIに任せる仕事が、1回の返答から「続く調査」へ。

今日気になったのは、1万のAIを同時に動かして、36〜48時間も調査を続けるという事例です。

1万って、さすがに規模が大きい。

面白いのは、AIが実験の結果を見て、次に何を試すかを決めているところ。途中で止まったら、やり直すか人へ戻すかも含めて設計している。

同じ日に公開されたAmpの事例でも、AIはコードを書くところから、何を作るか考え、ページを作り、公開後の仕事へと広がっている。

ひとつの質問に答える道具から、途中経過を持ちながら進む相手へ。ここまでくると、プロダクトの画面も「回答を受け取る場所」だけでは足りない気がする。

人が目的と結果を見ながら、AIの次の一手を選べる体験が広がっていく。

AIとの仕事は、回答で終わらず、探索が続く形になっていく。

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鳥越康平
AI SIGNAL / FOUNDER & CREATOR

鳥越 康平 |Kohei Torigoe

AIプロダクトアーキテクト

25年以上にわたり、UI/UXデザイン、プロダクト開発、事業開発に携わる。自身でも会社を創業し、100人規模の組織を経営。

現在は、AIを活用した新しいプロダクトの企画・設計・開発に取り組む。

AI Signalでは、最新のAI技術を実際に試しながら、新しいプロダクトの開発を通じて見えてきた発見や、AIが切り拓く未来の可能性を発信しています。

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